My project at AIAV focuses on collecting and visualizing the sound of this area. While researching otto the karst plateau, limestone caves and the land of Mine City, I found two elements named water and limestone, and people’s lives that are engaged in them. The karst plateau that has a memory of the ocean of millions years ago has been transformed into peculiar topography and limestone caves by ran erosion. Peopele live in the unique geographical features earning their daily bread by limestone. Collecting the sound of the ocean and rain that have formed this land as well as the sound of people, I attempted to reconstruct the karst plateau to connect ancient times with the present and future.
人間と自然に共通する「破壊」と「創造」を可視化した作品。この作品は山口県秋吉台でカルスト地形や鍾乳洞という特異な地形のリサーチによって作られた。カルスト地形や鍾乳洞は、サンゴが堆積した土地が隆起によって大地となり、その後雨によって溶かされ、造形されたものである。それは言い換えれば、雨によって壊され、創造された特異な地形だと言える。また、その周りで生きる人達は、土地の資源でもある石灰岩を山から切り崩し、その石灰から私達の生活の中の、ありとあらゆるものを創造している。自然が途方もない時間を掛けて作り出す造形と、私達人間が山を切り崩し、新たなものを作り出す過程の中には、同じ「破壊」と「創造」が含まれている。自然と人間の「破壊」と「創造」を土地の音を使い可視化した。カルスト台地や鍾乳洞を創造してきた海や雨、鍾乳洞内の水や川の音、人間が山を切り崩す為の爆破の音、特異な地形に住む人の心音などを集め、床に置いたスピーカーから再生する。吊り上げられた麻布に秋吉台の石灰の砂を入れ、スピーカーの上に落とす。砂はスピーカーから流れる音にはじかれ、周りに擂り鉢状の形(カルスト地形 )を形成する。