WorkShop of Giving a form to natural sound / 2013

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 私達の住む日本は、国土の約7割を山岳地帯で形成されており、太古の昔から自然と共に共生する生活を送ってきた。
そのような特質上、日本人の宗教や美的価値観、また慣習になどに自然崇拝的な意識を見いだすことが出来る。
山や川、海、風など自然の現象に感性を育まれ、時には神格化し、鎮守の森、御神木など自然そのものを敬ってきた。
現在でも、映画「もののけ姫」などに共感するのは、自然が今も私達の身近に存在し、日本人の意識の深層に自然崇拝が残っているからだろう。
話は変わるが、脳科学の本の中で、人の「心」は人間のどの感覚から創り出したものなのかという議論がなされていた。
目で見えないから視覚からではなく、触ることが出来ないから触覚でもない、姿形の無いものから味やにおいは発生されないことから、味覚や嗅覚でもない。
そう考えると「心」は音から作り出された聴覚的観念だと書かれていた。
先にも述べたように、日本人には自然崇拝の価値観が存在する。自然の中にある音は、いわば日本人の心そのものではないだろうか。

山田 哲平